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入院のご案内 -回復期リハビリテーション病棟-

患者一人ひとりの目標に向けて、
最適なリハビリテーションを提供します。

 

  • 当センターの回復期リハビリテーション病棟は、回復期リハビリテーション制度が創設された平成12年に奈良県で最も早く50床(4階病棟)を開設し、奈良県のパイオニアとして日々努力を続けています。
  • 令和元年11月より、回復期リハビリテーション病棟をさらに24床増床(3階北病棟)し、74床になりました。ひとりでも多くの患者さんの在宅復帰、社会復帰を支援しています。
  • 当センターの回復期リハビリテーションの特色、対象となる疾患例について紹介いたします。

回復期リハビリテーション病棟とは

回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患又は大腿骨頸部骨折等の患者さんに対して、ADL能力の向上による寝たきりの防止と家庭復帰を目的としたリハビリテーションプログラムを医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等が共同して作成し、これに基づくリハビリテーションを集中的に行うための病棟です。
脳卒中、脊髄損傷、下肢の骨折等で急性期の医療を要する時期が終了しても、なお家庭復帰のために集中的なリハビリテーションアプローチが必要である患者さんに対して、従来の機能訓練だけのリハビリだけでなく、病棟生活全般を含めて高度なリハビリテーションアプローチを行います。


回復期リハビリテーション病棟医師 脳神経内科部長 森下 直樹

回復期リハビリテーション病棟の対象者

※回復期リハビリテーション病棟は、「対象疾患」・「入院までの期間」及び「入院期間の上限」が定められています。

対 象 患 者 入院期限
1 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後若しくは手術後又は義肢装着訓練を要する状態 150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷 180日
2 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態 90日
3 外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後の状態 90日
4 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態 60日
5 股関節又は膝関節の置換術後の状態 90日

リハビリテーションサービス

  • 回復期リハビリテーション病棟では、リハスタッフ増員により、訓練時間、訓練頻度を充実させ、最もリハビリが必要な時期に、質、量ともに高いレベルのリハビリを集中的に行える体制を整えてまいりました。
  • 1日最大3時間(理学療法、作業療法、言語聴覚療法の合計時間)を目標にリハビリを実施します。
    (すべての回復期リハビリテーション病棟入院患者さんにおいて、毎日3時間を実施するわけではありません。患者さんの体力・意欲面、より必要なリハビリ部門、担当療法士の予定等から時間数を調整しています。)
(スケジュール例)
時  間 内  容 単位(1単位20分)
9:00~9:40 理学療法 2単位
9:45~10:25 作業療法 2単位
10:30~11:10 言語聴覚療法 2単位
14:30~15:30 理学療法 3単位
合  計 9単位(3時間)
  • 入院前に担当療法士を決定し、入院当日からリハビリを開始します。
    (ただし、医師の判断、療法士の予約状況により当日から開始できない場合もあります。)
  • 1階訓練室に加え、病棟にも訓練室を設けております。
  • 主担当だけでなく、副担当を事前に決めておき、主担当、副担当間で情報交換し、より良いリハビリを提供します。また、土曜、日曜、祝日のリハビリは、担当療法士が交代で休みますが、申し送りを受けて患者さんの状態をよく把握している副担当を中心にリハビリを行います。
  • 入院時から月1回、カンファレンス等を開催し、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、相談員(ソーシャルワーカー)が問題点や目標を共有し、機能回復やADL(日常生活活動)能力の向上を図るために、社会や家庭への復帰を目的とした患者さんごとのリハビリテーションプログラムを計画します。
リハビリテーションチームカンファレンス リハビリテーションチームでカンファレンスを定期的に開催し、リハビリの進行状況、目標、課題などの情報を共有します。
  • 訓練室だけでなく、「生活の場」である病棟における訓練も重要です。ご家庭に復帰されたときの生活をイメージしたリハビリテーションも積極的に行っています。
ベッドと車椅子間の移乗練習

一人で安全に乗り移りできるよう繰り返し練習していただきます。

ベッドと車椅子間の移乗練習
トイレ動作の練習

担当療法士と看護師が相談しながら、一人ひとりの患者さんに合わせた安全で効率の良い方法を検討します。

トイレ動作の練習
食事動作の練習

車椅子上の姿勢、自助具の形状、テーブルの高さ、食器の位置など、さまざまな要素を考えながら、患者さんが快適に食事ができるよう食事動作の指導を行っています。

食事動作の練習

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